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スペイン&イタリア58日間の旅② スペイン編 後編 [旅レポ24]

Spain&Italy 放浪の旅② Spain編 後編 アヤワスカ体験

 

 

このスペイン&イタリア旅行記は以下の4つの記事に分かれています。

この記事はスペイン編の後編となります。

 

スペイン編 前編
スペイン編 後編 (当記事)
イタリア編 前編
 イタリア編 後編

 

 

私はバレンシアのバスステーションから長距離バスに乗り、約100Kmほど南にある、アリカンテという地域の小さな町に向かいました。

前編で説明したように、この旅の目的の一つである5日間のアヤワスカ儀式のグループセッションを受ける為です。

 

 

アリカンテ(Alicante) [アヤワスカ儀式開始]

 

 

そして、アリカンテの小さな町に長距離バスで到着。

アヤワスカの儀式を行う施設は大きな屋敷でした。プールや巨大な庭がありました。

参加者たちはスタッフたちを合わせて15名くらい。様々な国籍、人種の人々が集まっていました。スタッフの方に屋敷の中を案内された後、自分のベッドが割り当てられました。

こうして5日間のアヤワスカ儀式のグループセッションが始まりました。

 

 

参加者たちが滞在するドミトリー式の部屋

 

 

インターネットは繋がり、アヤワスカ儀式の時以外のスマートフォンの利用は許可されていましたが、この5日間はスマートフォンをほぼ触らず、Twitter発信やYouTubeのライブ配信も行いませんでした。インターネットを利用するのには相応しい機会ではないと直感的に感じていたからです。

インターネットからは離れ、参加者たちと勇気を出して会話したり、ただリラックスしながら過ごしていました。

 

 

参加者たちと記念撮影

 

 

この5日間では沢山の事が起こりました。それらを書いて行くと長大な文章になってしまうので、出版予定の著作に詳しく書く事にします。

私のYouTubeチャンネルにおいては、今回の体験について以下の3本の動画で説明しています。もし、ご興味があればご覧下さい↓

 

 

5日間のアヤワスカの儀式体験の解説動画 パート1

 

5日間のアヤワスカの儀式体験の解説動画 パート2

 

5日間のアヤワスカの儀式体験の解説動画 パート3

 

 

そして、5日間のアヤワスカの儀式が終了しました。上記の動画で説明したように、凄まじい体験でした。まるで、今までの私の人生はこの体験をする為に存在していたかのようでした・・・。

 

 

5日間で合計3度のアヤワスカ儀式を体験したセレモニールーム

 

 

そうして、スタッフ達や参加者たちと別れの挨拶をし、ハグを交わし、施設を後にし、近くのデニアという小さな港町に移動しました。

 

 

 

デニア周辺に10名程度の参加者がしばらく滞在する事になっていたので、アヤワスカの儀式が終わった後も、彼ら/彼女ら とまた再開する事になりました。

 

 

デニア(Denia)

 

 

デニアではアヤワスカの儀式の参加者であった二人、アイルランド系イギリス人の紳士と中国系オランダ人の女性と再び合流し、一緒にデニアの街を旅したり、食事したりしていました。

 

 

 

アイルランド系イギリス人の紳士はテーブルマナーについて教えてくれました。

つい食事中にスマホを何度もいじってしまい、「君はスマホと結婚しなさい」と少し怒られました。笑

 

 

中国系オランダ人は仕事がある為、ハグをして感謝を告げ、夜には別れました。

 

翌日は、アイルランド系イギリス人の紳士と二人でデニアの旧市街地を歩きました。

 

彼は知識が豊富で頭の回転が速く、常に非常に落ち着いた雰囲気があり、私は彼からなんとなく只者ではないような雰囲気をずっと感じていました。他の参加者からは教授と呼ばれていました。

彼はスペイン語も流暢に話しており、出会ったウェイトレスや店員と直ぐ親しくなり、談笑をしていました。コミュニケーションスキルの高さに感銘を受けました。

 

 

 

そして、デニア周辺に滞在しているその他の参加者たちとも再会し、食事会を行いました。このような食事会などに普通に参加し、会話出来ている事に自分でも驚きました。

対人恐怖症があり、日本においては長らく重度に孤立している人間がこのように社交的になれたのは奇跡のようだと感じていました。

 

 

 

別れの際には、一人一人とお互いに励ましの言葉を交わし、ハグを交わしました。とても悲しいが美しい瞬間でした。

 

 

スペインの小さな港町デニア

 

 

そして、最終日は、アイルランド系イギリス人の車に乗せてもらい、私たちと同じくアヤワスカの儀式に参加していたロッテルダム在住のオランダ人の女の子が新たに加わり、3人でデニアの周辺を巡りました。

最後にプレゼント交換をし、感謝とハグを交わして2人と別れました。とても切なく、美しい瞬間でした。

 

今でもアヤワスカの儀式に参加したメンバーとはSNSのグループチャットで繋がっており、そこでは頻繁に言葉が交わされています。近くに住むメンバー同士は頻繁に出会っています。アヤワスカの儀式が繋げた国際的な友人関係。私も海外放浪を続ける中でまた彼らといつか出会う事になるかもしれません。

 

 

 

 

そうして、フェリーで次の目的地イビサに向かいました。

 

 

イビサ(Ibiza)

 

 

イビサ島に到着しました。海は透き通ったエメラルドグリーン。街並みも美しい。

 

 

イビサ城のEivissaの城壁の上からの写真

 

 

5日間のアヤワスカセレモニーのグループと別れ、再び一人旅となりましたが、早くも新たな友達が出来ました。

4人でディナーショーを見に行ったり、クラブで深夜まで一緒に踊ったり・・・まるで「リア充」です。笑

 

自分がこんな風に変化するなんて、自分でも信じられませんでした。

 

 

イビサ島で早速、新たな友人たちが出来ました。

 

 

重度の引きこもりの頃と比べると考えられない変化であり、自分でも奇跡のような事が現実に起き続けている事を実感していました。

これは明らかに5日間のアヤワスカ儀式のグループセッションによる変化であると思います。以前は、海外に行くと確かに開放的にはなるものの、ここまで積極的に人と出会って関わっていく事は出来ませんでしたので。

 

 

ディナーショーを一緒に楽しんでいます。

 

 

そして、緊急事態が発生しました・・・。

 

 

イビサのホテルで緊急事態(死にかけた)

 

 

 

 

バルコニーに閉じ込められてしまいました。

ホテルのバルコニーに出て、引き戸を閉めたら、なんと引き戸がロックされてしまい、部屋から締め出されてしまったのです。泣

 

 

 

正確に言うと、バルコニーの引き戸がオートロックだったわけではなく、ボタンでロックのON/OFFを切り替えるタイプのものだったのですが、引き戸を閉めた時の衝撃により、ボタンが押されてしまい、ロックされてしまったのです。泣

大声で通行人を呼び止めて、ホテルに連絡してもらいました。助かりました・・・通行人の方の親切に感謝しています。

もし、冬場に深夜で人通りがないときにこのような事が起これば凍え死んでいたかも。あるいは、高層階でこのような事が起こり、更に連泊中はハウスキーピングが来ない部屋(海外の安ホテルによくある)だったら餓死・・・?

 

ホラーストーリーの設定として面白いかもしれません。

 

 

そして、知り合ったヨガの先生とイビサの海や山を散策し、ヨガを教えて貰ったり、一緒に食事をしたりしていました。

 

裸足で歩くと健康にいいと言われて裸足で山道などを歩いてみました。

裸足になるとケガしないように、出来るだけ尖った石や枝などを避けながら移動する必要があります。一種のゲームのようで歩いているだけで楽しめました。あと、足の裏が様々な地面の地形によってマッサージされ、心地が良い体験でもありました。

 

険しい地形なども痛みを耐えながら歩く事もありましたので、足が血だらけになるかと思ったのですが、案外、足の皮は丈夫なようで大丈夫でした。

 

 

 

イビサの海は裸でもOKなようで、裸で過ごしている人たちもいました。私は水着を持ってきていなかったのですが、裸になる勇気はなかったので、トランクス一枚で泳いだり、荒れ狂う波と戯れたりしていました。

 

 

そして、岩礁に登り、イビサの海を眺めていました。

 

 

開放的で、とても楽しいひと時でした。

 

最終日の夜にはイビサの友人たちに感謝と別れを告げ、プレゼントを渡しました。そして、小型飛行機に乗り、次の目的地であるスペインの首都マドリットへ出発しました。

 

 

マドリッド(Madrid)

 

 

そうして、スペインの首都マドリッド(マドリード)に到着しました。

いつものように安ホテルにチェックイン。

 

 

 

マドリットの中心部を散歩しました。

マドリッドは9世紀に後ウマイヤ朝のムハンマド1世が王宮を建てた事により、初めて歴史に登場した街とされています。カスティーリャ王国王のアルフォンソ6世によって1085年に征服されるとキリスト教化されました。

そして、この街は今から約450年前にスペインの首都になりました。日本で言うと江戸幕府の誕生の30-40年前ですね。

 

 

街並みは本当に美しいです。街全体がアートのようでした。

 

 

そして王宮に入ってみました。

 

 

ヨーロッパ式の王宮は今までにロシアのペテルゴフやフランスのルーブルやエルミタージュやヴェルサイユなどを見てきましたが、マドリッドの王宮は落ち着いたセンスで、ギラギラした感じが無く上品さが印象的でした。

王宮の隣にあるアルムデナ大聖堂に入ってみました。

 

 

公園を散歩してみました。5日間のアヤワスカの儀式、デニア、イビサ、と沢山の人と一緒に過ごしてきたので、久々に1人きりの時間を楽しんでいました。

 

 

そして、マドリッドから電車で日帰り旅行が可能な古都トレドに行ってみる事にしました。

 

 

 

古都トレド

 

 

古都トレドに到着。この街には先史時代から人々が住んでおり、ローマの領地となり、その後、西ゴート王国の首都となりました。

711年にイスラム教の王朝であるウマイア朝に占領された後、マドリッドと同じく1085年にカスティーリャ王国王のアルフォンソ6世に征服され、再びキリスト教化されました。

このような歴史を通じ、イスラム教とキリスト教(ユダヤ教も)の文化が交差した街です。この街の旧市街地にはイスラム教とキリスト教の建築スタイルが融合したムデハル様式の建築物が沢山あります。

 

 

 

まるでロード・オブ・ザ・リングなどの中世ファンタジーの物語に登場しそうな外観(陳腐な例えかもしれません。すいません・・)。あまりにも美しくてこの光景を実際に見た時、泣きそうになりました。

 

 

トレド大聖堂に入ってみました。荘厳な教会です。

 

 

トレドも素晴らしく美しい街でした。スペイン放浪の最後にこの地を訪れる事が出来て本当に良かったと思います。

下のTweetはキリスト教会として改修された約1000年前にウマイア朝が建てたモスク。

トルコにあるモスクに改修されたキリスト教(東方正教会)の大聖堂ハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)とは逆のパターンですね。

 

 

 

下の写真は、キリスト教とイスラム教の建築スタイルを融合させたムデハル様式のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)です。アブラハムの宗教であり、千数百年間歴史を通じて争い続けてきた3つの宗教が一つの建物として融合しています。

 

 

ムデハル様式のシナゴーグ(サンタ・マリア・デ・ブランカ)

 

 

(しかし、トレドでは14世紀にキリスト教徒によるユダヤ教徒の虐殺が起きたという暗い過去もあるそうです。)

 

 

そして、マドリッドに戻り、ホテルをチェックアウトし、空港に行き、ローマ行きの飛行機に乗りました。いよいよイタリア旅が始まります。イタリア旅については次の記事にて書いて行きます。

 

 

まとめ

 

 

以上、スペイン&イタリア 58日間の旅の旅行記のスペイン編でした。読んで頂いてありがとうございました。次回のブログ記事においてはイタリア編を書きます。遅くても来月中には投稿するでしょう。(多分)

 

ちなみに、冒頭に書いたように、出版予定の書籍においては、更に詳しく旅の出来事について書く予定です。(特に5日間のアヤワスカの儀式について)

 

 

今回の旅の様子をまとめた約6時間の動画

 

 

今回の放浪旅で撮影した動画と写真を、旅の時系列順に並べてまとめた計約6時間の動画をここに掲載しておきます。この動画に解説などは無いですが、旅の雰囲気が分かるかと思います。

 

 

スペイン&イタリア旅を紹介する約6時間の動画 各街毎にチャプターを分けています

 

 

ちなみに、イタリア旅においても沢山の出会いがありました。ウルビノとレッジョ・エミリアに住む2人とその家族や友人たちと出会い、それぞれの街の周辺を一週間くらい一緒に旅をしたりなど・・。これは今もとても印象深い思い出となっています。彼ら/彼女ら とは今もインターネットを介して繋がっており、いつかきっと、また出会う事になるでしょう。

 

この事を含めてイタリアでも様々な事がありました。次回の記事でそれらの事を書く予定です。

 

 

イタリア編書き終わりました→イタリア編 前編へ

 

 

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