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2019年ロシア26日間の旅② 山添博之
2019年5月23日から6月17日までの26日間、ロシアを旅していました。
モスクワ(Moscow)、カザン(Kazan)、ノヴォシビルスク(Novosibirisk)、イルクーツク(Irkutsk)、ウランウデ(Ulan-Ude)、チタ(Chita)、ハバロフスク(Khabarovsk)、ウラジオストク(Vladivostok)を訪れました。
飛行機とシベリア鉄道を使いながら、各都市に立ち寄りながらモスクワからウラジオストクまでロシアを西から東へ横断。
その旅のレポート記事を数回に分けて書いていきます。
今回は第二弾。ノヴォシビルスク(ノボシビリスク)編のレポート記事を書きました。
ノヴォシビルスクに到着 ホテルにチェックイン
2019年5月30日ノヴォシビルスクに到着。
ノヴォシビルスクに無事到着し、市内のホテルにチェックインしました。
飛行機が大幅に遅れ、空港に到着したのは深夜0時頃。タクシーでホテルに到着したのは深夜1時となってしまいました。今日は寝ます。😴
飛行機はロシア軍服を着た兵士がいっぱい乗っていました。シベリアで訓練でもするのかな pic.twitter.com/tdxO178iQa
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 29, 2019
飛行機が大幅に遅れて空港には深夜0時頃に到着となりました。
タクシーでホテルまで移動。こんな時間にホテルの受付は開いているかどうか?
チェックインできるかどうか不安でしたが、無事チェックイン出来ました。
ホテルによっては深夜に受付終了し玄関はロックされるので、最悪の場合は朝まで玄関で待つことになります。深夜に無事チェックイン出来て良かった。
滞在したホテルでの朝食。
このホテルも格安ホテルでした。朝食付きで一泊約3500円程度。
部屋は広く清潔感があり、食事もメニューが豊富。部屋も食事も十分満足できました。
ノヴォシビルスクの街を歩く
ノヴォシビルスクの街を歩きました。この街はカザンと違い、9割の人口がロシア人。
比較的新しい街で、1800年代後半まで人口は数千人。今は100万人規模の大都市になっています。
ノヴォシビルスクの中心部
市内にはコンサートホールやオペラハウスが数多くありました。
様々な演劇を鑑賞する事が出来ます。しかもチケットはとても安価です。(900円くらい)
ノヴォシビルスクの街にはコンサートホールが多数あります。
レーニン像!
ロシアの都市の広場には大抵レーニン像が設置されています。
都市によってそれぞれポーズや大きさなど違いがあります。
ノヴォシビルスクの街の広場にあったレーニン像はマントを羽織って格好良くポーズを決めています。兵士も従えています。
ノヴォシビルスクの国立劇場前の広場にあるレーニン像
共産主義体制が終わった今のロシアでも、レーニンはある程度尊敬されているようですね。ロシアの街ではレーニン像を頻繁に見かけます。
ここから暫く歩いた先にアレクサンドル・ネフスキー大聖堂がありました。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂を見学しました。
残念ながら内部は撮影禁止でした。
美しいイコンが幾つも並べられた荘厳なロシア正教会の祭壇がありました。 pic.twitter.com/W6PNPVQ8q5— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 30, 2019
博物館 美術館
ノヴォシビルスクには博物館や美術館が沢山あります。
入場料もとても安い。でも展示品は充実しています。
様々なノヴォシビルスクの歴史に関する展示やロシア芸術を見る事が出来ます。
овосибирского государственного художественного музея という美術館に来ています。
中世、共産主義時代、現代のロシア美術を鑑賞することが出来ます。
ロシア正教会のイコンも沢山展示されてありました。
入場料は150ルーブル。(約250円)#一人旅 #ロシア #ノヴォシビルスク #ひきこもり pic.twitter.com/8GhVJBnFIJ
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 30, 2019
この美術館では中世から現代にかけて幅広くロシア芸術の作品を鑑賞する事が出来ます。
ノヴォシビルスク州立郷土博物館に来ています。
古代から近代にかけてのノヴォシビルスクやシベリアの歴史が学べます。 pic.twitter.com/jz5mNqviUy
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 30, 2019
このノヴォシビルスク州立郷土博物館に個人的に気になる展示がありました。
シベリア先住民のシャーマン!
博物館にシベリア先住民族のシャーマンを紹介した展示がありました。ユニークな様々なアクセサリーやアイテムを持っています。🙂
シャーマンは歌や踊り等によって、霊や精霊などの超自然的存在と交信するとされる人々。日本でもイタコなど霊と交信するとされる人々がいます。#シャーマン #シベリア pic.twitter.com/UqwiYffUwd
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 30, 2019
シベリア先住民族のシャーマンに関する展示。
この展示はとても印象に残っています。
シベリア先住民族のシャーマンに関する展示
シャーマンは歌や踊りなどによって特殊な精神状態(トランス状態とか変性意識状態と呼ばれる)に入り、超自然的存在と交信が出来るとされている人達です。
現在も南米でシャーマンと呼ばれる人達が居ます。南米のシャーマンはマジックマッシュルームやアヤワスカと呼ばれる幻覚作用のある物質を摂取して特殊な精神状態に入って超自然的世界にアクセスしたり、超自然的存在と交信するとされています。
シャーマンという存在は以前から気になっていました。シャーマンは日本を含めて世界中に古来から存在していました。近代文明になってから否定されました。シャーマンは一体どういう世界観で一体何を見ているのか?興味があります。
現代社会においてはシャーマンのような思想は妄想とか迷信と扱われ、否定されてしまいます。
でも一部においてはシャーマンという存在を肯定的に捉えなおされています。南米ではシャーマンの儀式を体験が出来る施設が沢山あります。いつか南米に行ったら儀式を見学してみたい所です。
ノヴォシビルスクの地下鉄
ノヴォシビルスクの地下鉄は激安の片道約35円で乗り放題でした。
ノヴォシビルスクの地下鉄に乗ってみました。
サンクトペテルブルクやモスクワやカザンの地下鉄と同じく入場時にトークン買えば乗り放題のシンプルなシステムでした。
ノヴォシビルスクのトークン価格はたった22ルーブル(約35円)でした。🙂 pic.twitter.com/m4RSNAyNHM
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 30, 2019
ロシアは公共交通機関の運賃がとにかく安いですね。
バスや電車などもとても安いです。30分程度の距離なら片道50~100円程度
戦車の立ち並ぶ公園
ノヴォシビルスクにも戦車などの兵器が立ち並ぶ公園がありました。
やっぱり子供たちが戦車を遊具として遊んでいます。
定番のロシアンスタイルの戦車公園ですね。
第二次世界大戦に関するモニュメントもありました。
戦勝記念モニュメントと戦車が並べられた公園
ノボシビルスク動物園
ノボシビルスク動物園にやってきました。しかし、雨が強かったので直ぐ建物内に退避して帰りました。
今日はシベリアの動物が見たくてノボシビルスク動物園にやって来ました。😅
今日も残念ながら雨が結構降っています。☔#ノボシビルスク #ノヴォシビルスク pic.twitter.com/dYs3DDF2jm
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 31, 2019
シベリアの自然
シベリアの自然の中を散歩したくてマルシュルートカ(小型バス)でノヴォシビシスクの郊外に移動しました。
ザエリツォフスキー・ボルという広大な自然公園を散歩しました。
ザエリツォフスキー・ボル自然公園を散歩
シベリアの自然の中を散歩。この日は天気が良くてとても清々しい時間を過ごしました。
森の中に野良犬や野良馬?を発見しました。
公園の森の中でコンサートイベントをやっていました。
森の中で何かのイベントやってました。
民族衣装着た子供たちが民謡っぽい楽曲を合唱してました。🙂 pic.twitter.com/THaUGasdVl
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 2, 2019
ショッピングモールで日本の洗剤をゲット
ノヴォシビルスクのショッピングモール。
洗濯がしたかったので、洗剤を購入しに行きました。
何と日本の洗剤を発見。他のロシア製の洗剤と比べると高かったです。
日本の洗剤はロシアでは高級品のようです。
ノヴォシビルスクのショッピングモールで日本の洗剤を発見!
オペラ、バレエ、コンサートを鑑賞
ノヴォシビルスクには劇場が沢山あります。
とても安くオペラやバレエなどを鑑賞できます。(900円くらい)
劇場でオペラやバレエを鑑賞するなんて、ヨーロッパ貴族のようで自分にはあまりに場違いのような感じがしましたし、チケットの購入方法や入場方法が分かりませんでしたが、興味があったのでチャレンジしてみました。
オペラ、バレエ、コンサートの鑑賞に挑戦。
オペラ
ネットでオペラのチケットをデビットカードで購入し、取得したEチケットのPDFを劇場の受付の人に見せたら入場出来ました。
今ノボシビルスクの劇場に入りました。
ネットで取得したEチケットを受付の人にスマホで見せれば入場出来ました。🙂
あと30分くらいでНочь в Венеции(ベニスの夜)という公演が始めるようです。#ノヴォシビシスク #一人旅 #ひきこもり #オペラ pic.twitter.com/IRTtLdbYVb
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) May 31, 2019
オペラの劇場の様子。上演中は撮影禁止でした。
オペラというものを初めて生で見ました。一言でいうと凄い!
歌と演奏と演技と踊りが完璧にマッチしていて、迫力がありました。圧倒されました。
今まで知らなかった新たな芸術の世界を知りました。
コンサート
今度はノボシビルスク国立オペラ・バレエ劇場で行われるПраздник детства (子供のフェスティバル?) というコンサートイベントのチケットをゲットして見に行きました。
この公演は国立オペラ・バレエ劇場のサブホールで行われました。
子供の楽団のコンサートでしたが、完全にプロの楽団という感じ。
レベルが高過ぎて圧倒されました。歌が上手すぎます。
オペラと遜色がないくらい完璧なパフォーマンスだったと思います。
バレエ
ノボシビルスク国立オペラ・バレエ劇場で、バレエ学校の学生卒業記念公演のチケットをゲットして見に行きました。今回はメインホールで上演されます。
宮殿のような非常に豪華なホールです。しかも席は最前列。
そこに座っていると自分には縁のない異世界のような場所にいるような感じ。とても貴重な体験でした。
国立オペラ・バレエ劇場のメインホールの様子
バレエを始めて生で鑑賞しました。バレエについては何の予備知識もなくて、最初は良さが全く分かりませんでした。
しかし、見ているうちにバレエの不思議な独特の世界観に飲み込まれて、途中から夢中になって見ていました。観賞後は不思議な感動を覚えました。
バレエの良さが少し分かった気がします。バレエはセリフがないので、現地の言葉が分からなくても楽しめるし、伝わってくるものがありますね。バレエのしなやかなダンスと、心地の良い音楽が組み合わさって作られる独特の優しくて美しい世界が良いです。
以上、ヨーロッパ貴族のような場違いな体験をしてみました。笑
とても興味深い貴重な体験だったと思います。
まとめ
ノヴォシビルスクの旅も中々、内容の濃く面白い旅となりました。
街や公園を巡り歩いて、博物館や美術館を見学し、シベリアの自然の中をハイキングし、
豪華な巨大劇場でオペラやバレエを見るという貴族のような異世界の体験もしました。笑(でもチケットは約900円)
異世界を垣間見ることが出来ました。とても有意義で思い出深い日々でした。
最後に、紹介しきれなかったノヴォシビルスクの場所をギャラリーにしました。
以上でノヴォシビルスク旅のレポートを終わります。
26日間のロシア旅はまだまだ続きます。次はイルクーツクの旅です。
第三弾のレポートに続きます↓