海外旅行

カウチサーフィンを開始してから・・・

世界の人々との連続的な出会い

 

 

久々のブログの更新となります。私は2024年の4月から新たなプロジェクト「カウチサーフィンプロジェクト」を開始しました。今回はそのプロジェクトの進捗状況について書いてみます。

 

カウチサーフィンとは何か?

 

 

カウチサーフィンは国際的にはそこそこ有名ですが、日本ではほとんど知られていないサービスなので、一体何なのか分からない人が大多数だと思います。カウチサーフィンを簡単に一言で表すならば「無料宿として自宅を提供したり、提供して貰ったりする事が出来るサービス」です。

カウチサーフィンでは旅人に滞在先として自宅を無料提供したい「ホスト」と無料の滞在先を利用したい「ゲスト」が繋がり、コミュニケーションし、お互いの合意の下でゲストがホストの家に無料で滞在します。滞在に際してお金のやりとりが発生しないので、ゲストとホストはお金ではなく信頼と善意に基づいて日々を一緒に過ごします。

 

 

ドイツから来たゲストたち 二組のカップル

 

 

ゲスト側は無料で滞在先を得る事ができ、更に現地の文化や情報をホストから学ぶことができます。ホスト側はゲストから他の国の文化や情報を学ぶ事ができ、お礼としてゲストからお土産を頂いたり、ホストが海外旅行した時にお返しとしてゲストの家に無料滞在させてくれる事もあります。

 

お金をかけずに旅をしたい人、異文化交流を行いたい人、語学を学びたい人にはとても便利なサービスです。

 

 

カウチサーフィンのホストになった結果・・

 

 

私は2022年の秋にイタリアを放浪している時に知り合ったイタリア人の女性がこのカウチサーフィンについて教えてくれました。そして、思いつきました。沢山の世界中の旅行者が訪れている私が住んでいる東京の中心部でカウチサーフィンのホストを行えば、あたかも世界中を旅しているかのように様々な国の人々と異文化交流が出来るようになるのではないかと・・・。きっとそれは素晴らしい体験になるのではと思いました。

 

 

オーストリアから来たカップルのゲストと共に都庁展望台へ

 

 

そして、準備を整え、2024年の4月に東京台東区の1LDKのアパートを用いてカウチサーフィンのホストを開始したのです。そうして現在までに約20組のゲストを迎えました。フィンランド、ポーランド、インド、スロバキア、イタリア、ドイツ、韓国、米国、フランス、オーストリア、イスラエル、ベトナム・・・・どんどんと様々な国からゲストが私の家に滞在していきました。

(ちなみに、このカウチサーフィン体験についてはひきこもり当事者メディアであるひきポスにも書かせて頂いています。そちらの記事についてはリンクを含めて当記事の後半で紹介します。)

 

ホストであるこちら側は、彼らが私の家で快適に滞在できるように、掃除をし、部屋を整え、シーツ等を洗濯し、希望があれば食事を作ったりしています。加えて、ゲストから東京や日本について聞かれれば分かる事は何でもお教えし、時間の都合が合い、ゲストが希望すれば一緒に出かけて東京を案内したりもします。

 

 

ロンドンから来た一人旅をしているゲストのマリアムを迎えて

 

 

これらの活動を通じて多くの異文化交流の機会が生まれ、そこから様々な収穫がありました。

 

 

カウチサーフィンプロジェクトからの収穫

 

 

このプロジェクトを開始してから様々な収穫がありました。世界各地から来るゲストたちと同じ家で生活しながら、彼らの国や文化について教えて頂きました。加えて、彼らの趣味や得意分野や専門知識についても教えて頂いてきました。

ゲストには様々なタイプの人々がいます。アニメや漫画が好きなオタク的な人もいれば、様々な危険地域をバックパッカーやりながら旅してきたベテランの旅人、大学の教員といったアカデミックな人や、医師などなど・・・。国籍も様々、性格も様々なタイプの人々と関わり、多様な事を学んできました。

 

 

2名のゲスト フランスから来たマリー、メキシコから来たターニャと共に

 

 

凄く英会話の勉強にもなります。ゲストとして訪れる人たちに日本語が出来る人はほとんどいないので、彼らとはいつも英語で話をしています。共同生活しながら日常的に彼らと英会話をする事でとても良い英会話の学習が出来ています。

最近感じているのは、人と長時間に渡って関わっていても疲れにくくなってきているという事です。このプロジェクトを通じ、様々な他者を自宅に招き、一緒に暮らしてきたわけですが、当初はこのような形で他者と長時間に渡って過ごす事に大きな疲れを感じていました。でも、徐々に慣れてきており、今では常に誰かと一緒に過ごしていてもあまり疲れなくなったのです。

他者と過ごしながらも自然体で、無理せず、あまり疲れない精神になってきているような感じです。このプロジェクトを通じ、対人恐怖や人と関わる事への苦手意識が軽減しており、精神的にも良い結果をもたらしているように思います。

そして、もう一つ重要な事は、彼らが私の家から旅立って行った後も、インターネットを通じて彼らと繋がっているという事です。彼らとはオンライン上でいつでもコミュニケーションが取れます。メッセンジャーアプリ上に過去のゲストたちや個人的な海外の友人達とコミュニティを作っています。このように国際的な友人関係の繋がりがどんどんと増えて行っているという点も大きな収穫の1つだと感じています。

 

 

今後一体どうなっていくのか・・・?

 

 

このカウチサーフィンプロジェクトを開始してから、このように様々な収穫がありました。このような素晴らしい体験をもたらしてくれたゲストたちに感謝をしています。今後もこのプロジェクトを継続していきます。

このプロジェクトを通じ、私の将来が一体どうなっていくかは分かりません。でも、自分が価値や意味が感じられる事を全力で行って行けば、豊かな経験が蓄積し、きっと良い未来に繋がるはずだと考えています。例えば、この活動を続けて行けば、世界中に繋がりがどんどんと構築されて行き、豊かな国際的人間関係に恵まれ、そのコネクションから様々な事が得られるようになるかもしれません。

もしくは、大して何も得られないかもしれません。。(笑)

しかし、それでもいいと思っています。自分が大きな価値を感じられる活動を自主的で自立的に今まで続けられた事だけで、既に十分すぎる恵みを世界から頂いたという気持ちがあります。

 

 

イスラエルのテルアビブからのゲストを迎えて

 

 

というわけで、今回は4月から開始した「カウチサーフィンプロジェクト」について書いてみました!

カウチサーフィンの体験については別のメディア(Hikipos)において少し違った角度から書かせて頂いています。↓

 

Hikiposに寄稿させて頂きました

 

カウチサーフィンの体験についてひきこもり当事者&経験者のメディアである「ひきポス(Hikipos)」に寄稿させて頂きました。ひきこもっていた頃の状況と比較しながら詳しく書いてみました。そちらもお読み頂けると嬉しいです。

 

「ひきこもり10年経験者が自室を旅人に無料開放した結果」↓

 

www.hikipos.info/entry/2024/07/11/070000

 

最後に、もう一つのプロジェクトについてのお知らせがあります。それは自著の出版プロジェクトです。9月の終わりごろには私は自著を出版させて頂く予定です。その内容は私の自伝+エッセイ+海外放浪の体験+カウチサーフィンプロジェクトの体験を組み合わせて書いた書籍になります。

この書籍に関する事やカウチサーフィンプロジェクトを含め、近状については私のTwitter(X)に書き続けています。もし良ければご覧ください。

 

↓山添博之のTwitter(X)

https://x.com/hiroshiyamazoe

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 

 

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