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2019年東南アジア30日間の旅① フィリピン マニラ 山添博之
2019年11月6日から12月6日までの30日間東南アジアを旅していました。
東南アジア30日間の旅の計画
この30日間の旅では、以下の国々の各都市を訪れました。合計4ヵ国と7都市です。
フィリピン(Philippines)のマニラ(Manila)、
ベトナム(Vietnam)のホーチミン=サイゴン(Ho Chi Minh City = Saigon)、
カンボジア(Cambodia)のプノンペン(Phnom Penh)、シェムリアップ(Siem Reap)
タイ(Thailand)のバンコク(Bangkok)、パタヤ(Pattaya)、アユタヤ(Ayutthaya)
その旅の詳細をレポートした記事を数回に分けて書きます。
今回は第一弾。フィリピンのマニラの旅をレポートした記事となります。
この記事が何かの参考になれば嬉しく思います。
マニラに到着
関西国際空港からフィリピンのマニラのニノイ・アキノ国際空港に到着しました。
空港でタクシーを手配してホテルへ移動しました。
マニラに到着。ホテルまでタクシーでの移動中に夜のマニラを眺めてました。
街は混沌としており活気がみなぎっていました。貧困国なのでトタンや廃材で造られた家々もあります。
運転がアグレッシブ。街中でクラクションが絶えず鳴り響いてます。🤣
色々な意味で新鮮。とても面白い旅になりそう。 pic.twitter.com/bhWaLoRKJ8
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 6, 2019
マニラの街中の交通状況は混沌としており割り込みが多発してクラクションが絶えず鳴り響いていました。
車中からトタンや廃材を張り合わせたような家々があるスラム地域も見られました。第三世界にやってきたと実感を持ちました。
ちなみに日本からの航空券はわずか1万3千円。飛行時間は約4時間。
預入荷物を減らせば更にに安く渡航出来ます。そして物価は激安ですから、食事や宿泊費も安く済みます。フィリピンはとても気軽に旅行が可能な国ですね。しかも、英語が準公用語なので基本的にどこでも英語が普通に通じます。
マニラの街を歩く!
ホテルから出てマニラの街を歩きました。
マニラの街を歩いています。
整備されてない道路。カオスな電線。路上にはストリートチルドレンや物乞い。歩行者は車の間を縫うように横断。第三世界を実感。そして人々はとても明るくエネルギッシュ!
治安の問題は昼間は人通りが多いので変な路地とかに入らない限り大丈夫そう。#一人旅 #マニラ pic.twitter.com/SnX18e7jMw
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 7, 2019
電線はとてもゴチャゴチャしています。街中の歩道は整備されておらずコンクリートが剥がれて凸凹しています。
大きな通りを除き、街中の交差点では横断歩道が実質機能しておらず、歩行者は車の間を縫うように横断します。
路上には所々で子供連れのホームレス家族が寝ています。今までの旅では出会う事のなかった第三世界の現実を実感しました。
そして、この街では歩いているだけで度々人に絡まれます。物乞いをしてくるストリートチルドレンや、ガイドすると言って付きまとってきたりする人がいます。3輪タクシーのドライバーは様々な場所で観光客を待ち構えており、観光客を見つけるや否やツアーのメニューを見せてきてツアーへの参加を迫ってきます。
ハッキリとNOの意思を示せば去っていきます。彼らは特に危険な存在だとは思いませんでした。
しかし、フィリピンは銃が出回っており、銃を用いた犯罪が多発しているようです。日本人はこの10年間で40人が殺害されているそうです。
外務省情報によるとフィリピンのマニラは危険レベル1(十分注意)でミンダナオ島は危険レベル2~3。フィリピンはそれなりに危険な国のようですね。
また現在のフィリピンは、麻薬関係の犯罪者を裁判を経ずにその場で超法規的に殺害しても罪に問われないという日本では考えられないルールが制定されています。漫画や映画などフィクションで描かれるディストピア世界のようで冗談のような話ですね。しかし、現実の話。麻薬関連の犯罪者はその場で裁判を経ずに警察や市民などによって殺されています。
現在、少なくとも5000人以上の人々が超法規的殺人により殺されているようです。。
麻薬関連犯罪は激減し、人々のこの政策への支持も高いようですが、証拠集めも裁判も何もなく、容疑をかけられたらその場で殺されるなんてありえないですよね・・。そこまでしないと麻薬関連犯罪によって社会がどうにもならない状況に陥っていたのでしょうか。
リーサル公園
リーサル公園に来てみました。
カオスな街中とは打って変わってクリーンで広々とした清々しい公園です。🙂#フィリピン #リーサル公園 #マニラ #引きこもり #一人旅 #元引きこもり pic.twitter.com/thwl3gRyor
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 7, 2019
リーサル広場という公園にやってきました。混沌とした街とは打って変わって広々として清々しい公園でした。
フィリピン国立美術館
リーサル広場近くにあるフィリピン国立美術館を見学。入場料は無料でした。
フィリピン国立美術館を訪れました。
こちらも大規模な美術館。
スペイン統治時代の美術や現代アートや政治的なものまで様々な美術品が展示されています。
フィリピンは16世紀からのスペイン統治の影響でカトリックが約83%。キリスト教のイコンも沢山展示されていました。#フィリピン国立美術館 pic.twitter.com/aQvsF6PJ6W
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 7, 2019
フィリピン国立美術館の様子
フィリピン国立自然史博物館
こちらもリーサル広場の近くにある博物館。同じく入場料は無料。
フィリピン国立自然史博物館に来ました。
巨大な博物館です。フィリピンの生態系や地質等を知る事ができます。
フィリピンは高温多湿の熱帯性気候。日本とは環境が全然違いますね。とても興味深いです。ちなみに名前と出身国を記帳するだけで無料で入館できました。😊#フィリピン国立自然史博物館 pic.twitter.com/NgYaqv5hNv
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 7, 2019
体調が急激に悪化
2,3日前から風邪気味だったのですが、ここで一気に体調が悪化してしまいました。
強烈な喉の痛みと高熱に苦しんでいました。旅先で体調を崩す事の厄介さを思い知りました。
2,3日前から風邪気味だったのですが、今日は高熱が出て食欲がなく喉が強烈に痛くて風邪薬を飲んで1日中寝込んでました。
今は症状が和らぎ少し回復。風邪は3日目くらいが症状のピークなので山は乗り切った感じです。🙂
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 8, 2019
風邪薬を飲んだら体調が改善したので、この時は症状のピークは乗り切ったかなと思ったんですが、風邪の症状はこの先もかなり長引くことになります。。
イントラムロス地区へ
16世紀にスペイン人が入植してきた時に作られたマニラ最古の地区であるイントラムロス地区へ向かいました。この地区には教会や砦など歴史的な建造物が沢山あります。
体調が少し良くなってきたので、マニラの街を歩いています。
この街では子供連れのホームレス家族を沢山見かけます。
路上でボロボロの服を着て寝ている家族。剥き出しの貧困。様々な事を考えさせられます。
イントラムロスという16世紀にスペイン人が造った、マニラの最古の地区へ向かってます。 pic.twitter.com/1eSlygpHlt
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
マニラでは子供のホームレスを沢山見かけます。路上でボロボロの服を着て物乞いをしている子供たち。路上で寝ている子連れの家族。剥き出しの貧困を見せつけられます。日本がどれだけ経済的に恵まれているかという事を否が応でも見せつけられますね。
そして、イントラムロスにやってきました。
16世紀にスペイン人によって造られたマニラの地区イントラムロスにやってきました。
教会や大聖堂など歴史的な建造物が沢山あります。#マニラ #フィリピン #イントラムロス pic.twitter.com/TkOQ4TSZC1
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
サン・アグスティン教会
イントラムロス地区のサン・アグスティン教会にやってきました。世界遺産にも登録されている荘厳な教会です。
サン・アグスティン教会に来ました。荘厳な教会です。#サン・アグスティン教会 pic.twitter.com/rZuu7o6gRs
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
サン・アグスティン教会。
ここは世界遺産に登録されており、見どころが沢山。聖堂を含む巨大な石造りの建物は博物館となっており様々な資料やイコンが展示されていました。
サン・アグスティン教会の様子
マニラ大聖堂
イントラムロス地区にあるマニラ大聖堂に到着しました。結婚式が執り行われていました。
この大聖堂は1571年のスペイン統治時代に創設されました。 そして、第二次世界大戦で破壊され、戦後に再建されました。日本からは再建の支援として6万袋のセメントが送られたそうです。
マニラ大聖堂の様子
サンチャゴ要塞
イントラムロス地区のサンチャゴ要塞に到着しました。
この要塞は16世紀にフィリピンに入植してきたスペイン人により建造されました。
イントラムロス地区のサンチャゴ要塞の様子
サンチャゴ要塞に来ました。この要塞は16世紀にスペインによって建造されました。
その後、イギリス、アメリカの軍司令部、太平洋戦争中には日本憲兵隊本部が置かれていた事があります。
今は公園になっています。#サンチャゴ要塞 pic.twitter.com/phEur3CBLH
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
スラム街
マニラ湾に向かう途中、スラム街のような区画がありました。バラックに住む貧困の中で生きている人々がいます。
この街を歩いていると、様々な場面でいかに日本が恵まれているのかを見せ付けられますね。でも人々はとても明るくて陽気な感じでした。
マニラのストリートと公園の様子
マニラ湾
浜辺に到着。マニラ湾を眺めています。
夕日が沈むマニラ湾を眺めています。#マニラ湾 pic.twitter.com/W3UjPsMHRN
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
風邪で少しダウンしていましたが、マニラのイントラムロス地区を色々と巡ってくることが出来ました。
今日はマニラの街のイントラムロス地区を中心に様々な場所を巡ってきました。
ちなみに関空からマニラまでの航空券は僅か1万3千円程度でした。🙂(預け入れ荷物を減らせばもっと安くなります。)
物価も安くてジュース一本50円くらい。こんなに安価に異世界を体験する事が出来るんですね。 pic.twitter.com/902Fw8O8AY
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 9, 2019
ショッピングモール
マニラのショッピングモールにやってきました。
混沌とした街とは違って整然としてますが、ここショッピングモールでもスリが多発しているようです。
マニラのショッピングモールに来てみました。混沌としていた街とは打って変わって、クリーンで整然としていますね。🙂
でも、マニラではショッピングモールでもスリに遭う事があるそうですので要注意。 pic.twitter.com/ltp98dkZ5k
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 10, 2019
ジョリビー Jollibee
ショッピングモール内でフォロワーの方が教えてくださったジョリビーというファーストフード店で食事しています。
ジョリビーはフィリピンではとても有名なファーストフード店。安価に手軽に食事が出来ました。
フォロワーの方が教えてくださったフィリピンのファーストフード店のジョリビーで食事しています。😊
この写真のセットが僅か約250円でした。👌👍#ジョリビー pic.twitter.com/doxQUzrCbI
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 10, 2019
マラテ教会
フィリピンマニラのマラテ教会を見学しました。
フィリピンの主な宗教は16世紀にスペインがもたらしたカトリックですが、フィリピンの人々は信仰心がとても強い人が多いですね。日曜になると多くの人々が教会に行きます。
テレビでもカトリックの神父の説教が頻繁に流されています。#マラテ教会 pic.twitter.com/kJfQ5mTDWy
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 10, 2019
マニラのマラテ教会にやってきました。
フィリピンの主な宗教はカトリック。フィリピンの人々はとても信仰心が強くて日曜になると多くの人々が礼拝に訪れます。テレビのチャンネルにも神父が説教を行う番組が幾つも流れています。
まとめ ベトナムホーチミンへ
フィリピンでは体調が悪化してしまいましたが、マニラの歴史的な地区であるイントラムロス地区を中心に様々な場所を巡る事が出来ました。
マニラではバラックに住む人々や、ストリートで暮らしている子供を含めた人々を多数見る事になり、貧困層の現実を見せつけられました。日本がいかに経済的に恵まれているのかを痛感しました。
これはとても良い学びになりました。同じアジアの国でも日本とは言語も経済力も歴史的背景も宗教も文化も根本的に違う場所。この場所で今も生きている人々が実際にいると今も実感を持って感じられます。同じアジア人でも経てきた歴史の違いから全く違う宿命を帯びた人々の世界がある。
そして、そういう別世界への旅が良いのは、新しい何かに否応なく出会い続ける事。
これが刺激になって安全な場所で安心しきってボンヤリしていた脳が一気に目を覚まして来ます。
日本にいると惰性で生きてしまうので、こういう旅を今後も続けたいと再認識しました。
出発前にベトナムのお金「ドン」に両替してみました。
500000(50万)ドン札を手に入れました。桁が凄いですが、50万ドンで約2500円です。😆🤣
1ドンが約0.005円なので、ドンを100で割って半分に割れば大体の日本円換算額が解ります。
お札の肖像画はホーチミンです。 pic.twitter.com/oBXrXYIy15
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) November 11, 2019
ベトナムのお金であるベトナムドンを入手し、次の目的地ホーチミンへ旅立ちました。
東南アジアの旅はまだ続きます。
次はレポート第二弾。ベトナムのホーチミン(サイゴン)のレポートです↓