海外旅行

オランダ~北部ドイツ (レンズブルグ+etc) 旅レポ3

アムステルダム~北部ドイツへの旅

 

 

2019年2月にオランダのアムステルダム、ドイツのレンズブルグ(Rendsburg)、キール(Kiel)、ハンブルグ(Hamburg)、ヴェロニゲローデ(wernigerode)を旅してきました。今回はその記録を書いていきます。

 

 

4度目のヨーロッパ一人旅

 

 

今回で4度目のヨーロッパの旅になりました。ヨーロッパの旅は素晴らしいです。

街並みが美しく、街を歩いているだけで感動します。

博物館や美術館ではヨーロッパの洗練された文化、思想、哲学、芸術、宗教、政治、歴史などを知ることが出来ます。ヨーロッパ文明は近代日本の手本となり、基礎となった文明でもありますから、そういう意味でもとても興味深いです。

私はヨーロッパでは博物館や美術館を巡ったり、食を楽しんだり、人との出会いを通して新たな友人を作ったりしています。

私は日本では友人を作ることは未だに出来ないのですが、海外に行くと不思議と開放的な気分になり自然に人と付き合えます。

 

アムステルダムのゴッホ美術館

 

今回はオランダのアムステルダム(amsterdam)、ドイツのレンズブルグ(Rendsburg)、キール(Kiel)、ハンブルグ(Hamburg)、ヴェロニゲローデ(wernigerode)を旅してきました。計2週間の旅となりました。

 

忘れられない鮮やかなアムステルダムの風景

 

観光地や博物館、美術館などを巡り、食文化を楽しみ、新たな友人を作り、旧友と再開したり、更にアムステルダムのホテルでは不思議な体験をしました。生涯忘れなれない旅となりました。

今回はその旅行の記録について書いていきます。

 

アムステルダムへ到着

 

 

関西国際空港からオランダのアムステルダムのスキポール空港に到着しました。

電車で市内に移動しました。

 

オランダは自転車大国です。自転車用の専用道路があります。

多くの自転車がスピードを上げて専用道路を走っていきます。

自転車専用道路を横断する時は歩行者が優先ではないので、注意しなくてはいけません。

 

自転車専用レーンには要注意

 

また、アムステルダム市内ではスリや詐欺が数多く報告されています。外では常に覚悟を決めて注意しなくてはいけません。特に電車・地下鉄では要注意です。

予約したホテルはアムステルダム中央駅の北側の対岸にあります。中央駅の北側の対岸へは無料の水上バスを利用できます。

 

無料の水上バス。だれでも利用できます。自転車やバイクも一緒に乗せる事も出来ます。

 

ホテルにチェックイン。とてもシンプルで小奇麗な部屋でした。

 

網の目状に広がる運河沿いに建物が密着して並んでいます。アムステルダムの典型的な風景。

 

 

アムステルダムでは主に街並みを見たり、数多くの博物館や美術館を巡りました。カフェでの休憩や食事も楽しみました。

 

市立美術館で見た前衛的な作品がとてもインパクトがあったのですが写真を撮る事は忘れていました。

美術の事は全然知識がないですが、ヨーロッパの現代美術は本当に興味深いです。

見てる側が傷つけられ、精神を揺さぶられるような作品が数多くありました。

 

そしてアムステルダム国立美術館はとても大規模な美術館です。フェルメールやレンブラントの絵画などの著名な作品から歴史的な遺産など鑑賞する事が出来ます。

日本の長崎の出島を紹介したコーナーもありました。出島に関する歴史的な資料が展示されており、オランダ人の赴任記録なども見る事ができます。

 

 

長崎の出島模型

 

 

アムステルダムを楽しんだ後、スキポール空港に戻り、ドイツのハンブルグに飛行機で移動します。

 

 

ドイツのレンズブルグ

 

 

アムステルダムからハンブルグに飛行機で移動し、電車でレンズブルグ(Rendsburg)に移動しました。

レンズブルグはドイツ北部の地方都市です。

 

電車から撮影したレンズブルグの風景

 

 

ドイツの地方都市はとても洗練されていて美しいです。

街並みがとてもスッキリ、ハッキリとしていて全くゴチャゴチャしていません。

 

 

レンズブルグ駅近くの町の広場

 

 

予約していたレンズブルグ駅近くのホテルにチェックインしました。

 

 

小奇麗な宿でした。建物が古くて歴史や趣があるとても良い宿でした。周りはとても静かで熟睡できます。

 

 

この町でレンズブルグ在住の新たな友人のトバイアスと巡り合いました。

一緒に車でレンズブルグを観光したり、ドイツ北部の港町キールや博物館や美術館を巡りました。そしてレストランでビールと食事を楽しみました。

 

 

あいにくドイツ北部は風が強く雨が降っていました。

 

キール付近の港にはU-boatが展示してありました。

 

有名なドイツ製の潜水艦Uボート

 

港でUボートに乗船してみました(笑

 

ヴァイキング(バイキング)博物館を見学しました。ここドイツ北部はヘーゼビューというデンマークのヴァイキングの定住地でした。

 

数々のヴァイキングの資料をここで見る事ができます。

 

ヴァイキングは凄いですね。はるか昔に優れた造船技術や金属加工技術や商業システムを確立していて、強い冒険心があり世界中に移動して痕跡を残しています。コロンブスのはるか以前にグリーンランドを経由してアメリカ大陸にも到達しています。

ロシアを旅行していた時にはロシア人の友達の誘いでヴァイキングのフェスティバルに参加していました。ヴァイキング式の戦闘訓練の遊びに参加した事もあります。なんとなくヴァイキングと縁があるような気がします。ヴァイキングが好きなロシア人の友人の為にヴァイキング博物館でお土産をいくつか買っていきました。

 

 

レストランでの食事

 

レストランの食事はとてもおいしいですが、ボリュームが多めです。

 

 

レンズブルグとキールの博物館、美術館、教会、町や公園を巡り歩きました

 

キールには深い歴史があります。近代の歴史上の出来事としては「水兵の反乱」が有名です。

1918年にキールの軍港の水兵が反乱を起こし、国民的な大きな反乱に繋がり、ドイツ帝国が倒され、ワイマール(ヴァイマル)共和国が樹立しました。

キールの博物館では当時の資料やプロパガンダポスターなどを見ることが出来ます。

 

 

小さな空港の近くのレストランで食事

 

 

トバイアスは日本にとても興味を持っています。彼はいわゆる日本のサブカルチャーオタク系の人で、アパートの部屋に遊びに行った時は、大量の日本の漫画やゲームやそのキャラクターのフィギュアをもっていました(笑)。

また、サブカルチャーだけではなく、日本の文化や自然にも強い興味を持っています。

トバイアスは2020年に日本に来ます。その時は今度は私が日本を案内すると約束しました。新たな友人関係を作れてとても良かったです。

 

 

そしてトバイアスと別れてハンブルグに電車で戻りました。

 

ハンブルグを観光

 

 

レンズブルグから電車でハンブルグまで戻り、ハンブルグのホテルにチェックイン。

ハンブルグでは街を歩いて博物館、美術館などを巡っていました。

ハンブルグは非常に見所の多い都市です。ハンブルグは博物館や美術館などが大量にあり、見所がとても豊富です。街並みも非常に美しくて洗練された文化、学問を育んで来た重厚な歴史を持つヨーロッパの大都市という感じです。

 

ホテルの部屋は眺めがよくて清潔感があってとても快適でした。

 

有名な倉庫街とミニチュアミュージアム(模型博物館)に訪れました。

 

広大な倉庫街とミニチュアミュージアム(模型博物館)

 

ミニチュアミュージアムでは模型で世界の有名都市が再現されています。

しかも細部まで非常にこだわっており、車両や町のライトなどの細かい動きまでもが再現されています。何時間見ていても飽きません。

 

その後に訪れたハンブルグ美術館がとても印象に残っています。

 

ハンブルグ美術館

 

ハンブルグ美術館は巨大な美術館で様々な展示がありますが、中でも現代美術の展示コーナーが過激で印象的でした。現代文明の闇を見た気がします。ここに写真を掲載するのは止めておきます。

 

聖ニコライ教会のタワーに登ってみました。眺めがいいです。

 

ハンブルグの聖ニコライの塔からの眺め

 

そして今度は歴史博物館を訪問しました。ハンブルグ歴史博物館では古代から中世そして現代に至るまでのハンブルグの歴史を学ぶ事が出来ます。

 

ハンブルグ歴史博物館

 

その後、St. Katharinen 教会、プロトタイプミュージアム(自動車の博物館)、国際海洋博物館、ビートルズが下積み時代を送ったビートルズ広場、Wilhelmsburger Inselpark(公園)などを巡りました。

 

St. Katharinen 教会、プロトタイプミュージアム、国際海洋博物館、ビートルズ広場、Wilhelmsburger Inselpark

 

プロトタイプミュージアムではユニークな試作品の車たちを見ることが出来ます。

国際海洋博物館は中々充実しています。人類の航海術や航海用ツール、船の進化の歴史を一通り学ぶことが出来ます。硬派な巨大博物館です。

 

その後、ハンブルグから友人たちが待つヴェロニゲローデへ電車で移動しました。

 

 

ヴェロニゲローデで旧友と再会

 

 

ハンブルグから南へ電車で移動し、ヴェロニゲローデ(wernigerode)に到着しました。

ヴェロニゲローデはブロッケン山でも有名な地方都市。街並みが非常に美しいです。2度目の訪問となりました。

ここでは何度も一緒に各地を旅行している旧友と再会しました。この友人達とは過去に2度、日本に招待して一緒に日本旅行もしました。

 

ヴェロニゲローデ駅前

 

地元のレストランで食事をした後、航空機博物館を訪問し、ガラス工芸品ショップを見学。そして友人宅で一緒にコーヒーを飲んで過ごしました。日本とハンブルグとアムステルダムのお土産をプレゼントしました。

 

ヴェロニゲローデの友人と再会

 

とても楽しいひと時を過ごせました。

彼らとは2019年の夏のヨーロッパ旅行でまた再開する予定です。

 

 

再びアムステルダムへ

 

 

ヴェロニゲローデからハンブルグまで戻り、飛行機で再びアムステルダムへ戻ってきました。

ワーテルロー広場に深夜に到着し、ホテルにチェックインしました。

 

ホテルは古く小さい部屋でアムステルダムの庶民宿という感じで趣がありました。周りの音が煩いですが結構気に入りました。

 

アムステルダムは観光スポットが無数にあります。

まだ訪問していない博物館や美術館を巡ったり、街を歩いたり、カフェやレストランで食事を楽しんでいました。

 

人類学博物館(Tropenmuseum)

 

人類学博物館(Tropenmuseum)は中々興味深いです。この博物館では世界の文化、宗教に関する展示があります。日本のコーナーもあり、日本の漫画やアニメなどのサブカルチャーの展示がありました。

更に様々な博物館、美術館を巡り歩いてきました。

 

amsterdam hermitage美術館、ユダヤ人歴史博物館、アウトサイダーアート展示会などを訪れました。

 

アウトサイダーアートの展示会の展示作品群はとても印象的でした。アウトサイダーアートとは精神を病んだり、幻覚を見る人等が美術の訓練等を受けず、独自に描き出した生の芸術。とても印象的でした。自分も社会に上手く適応できない人間ですのでこのアウトサイダーアーティストが描いた現代社会の中での苦しみを表現した作品群には共感できるものがありました。

 

午後にホテルに帰り、ホテルのカフェで休憩中に知り合った人達にお菓子を貰いました。それを食べながら少し彼らと雑談をしていたら、乗り物酔いみたいに気分が悪くなってきたので部屋に帰りました。

 

 

ホテルで神秘体験の謎

 

 

これを書くと頭がおかしいと思われてしまうかもしれません。(笑

しかし、圧倒的に印象に残る体験だったので書いてみます。

 

アムステルダムのホテルのカフェで知り合った人に貰ったお菓子を食べた後、胃が気持ち悪くなり、しばらく苦しんでいました。そしてだんだん意識が混濁してきて、不思議な気分になりました。

その時に察知したのですが、おそらくそのお菓子に幻覚物質(サイケデリック物質)が入れられていたのだと思います。

 

幻覚物質シロシビン

オランダではシロシビン (Psilocybin)という幻覚物質(サイケデリック物質)が入った植物が合法的に堂々と売られており一部の世界で有名になっています。マジックトリュフ(magic truffles)という通称で売られています。

逮捕された人はいないそうですが、日本人がそういったものを購入し所持すると海外でも犯罪になってしまうようですので、購入しないように注意。

 

恐らくこのシロシビン等の幻覚物質(サイケデリック物質)がカフェで知り合った人から貰ったお菓子に入っていたものだと想像します。単なるクッキーだと思って何も気にせず食べていました。。

でも、サイケデリック物質については本やインターネットで得た予備知識があり、あまり有害なものではないと知っていたので気持ちは落ち着いていました。

そのまま寝ていれば変な感覚は治るだろうとベットで横になっていました。

 

そうすると不思議なイメージが幻覚として浮かんできました。

 

まず、自転車が駆け抜けていくイメージが幻覚として浮かびました。

何故かそのイメージを見ていると心地よく幸せな気分になります。

そして、幻影の自転車が駆け抜けていけば行くほど、心地よく幸せな気分が増幅していきました。

そして、時間の感覚が変になりました。

「それぞれの瞬間がそれぞれの場所に永遠に存在し続けている」という不思議な感覚を覚えました。

そして自転車が駆け抜けていく幻覚が無限に続いているような感覚に陥りました。

そして無限に心地よく、幸せな気持ちが永遠に増幅していくような気持ちになりました。

その後、真っ白なハトが目の前に幻覚として飛び込んできました。

その幻覚のハトは右上に向かってどんどんと上昇していきます。

今度はそのハトが上昇するにつれて更にどんどんと心地が良く幸せな気持ちが増大していきます。それが永遠に続いているという感覚に陥りました。永遠に増大していく幸福感を得たというような圧倒的な体験でした。

 

今振り返ると、単に幻覚物質で頭がおかしくなっていただけとも言えます。

 

しかし、あの世界を体験していた時は、世界の真理に気付いたというか、天国に辿り着いてそこで永遠に世界が静止したというか、なんというか、上手く言えませんが、とにかく圧倒的で絶対的で全てを超越するような体験をしているという気分でした。今思い出しても当時の不思議な感覚が一部蘇ります。

 

あの不思議な時間の変容現象は一体何だったのか。

 

時間の感覚が変容して世界の永遠性を実感するような不思議なあの感覚を上手く整理して言葉にして説明するのは凄く難しいですが、要するに全ての人の全ての行為はこの宇宙に永遠に記録されているから、誰であろうとも、たとえ死んだとしても、この世に存在した証拠は永遠に消える事は無いだろうという実感に基づいた圧倒的な安心感を得たという感覚です。

 

実際に全ての人が世界に相互になんらかの影響を与えながら、生きています。バタフライ効果のように、人々の小さな行為が大きな変化に結びつくこともあります。

ですからただ呼吸をしているだけでも、その行為がこの世界に影響を及ぼし、それが永遠に世界への影響として残るのだと思います。

だから全ての人が生きた時間というものは永遠に記録されている。全ての人は死んだとしてもこの世界に何らかの影響を与えた記録という形で永遠に生きる。だから存在を脅かされる事はない。

 

だから安心して安定した心でいようという考えに至ったというような印象です。後で知りましたが、サイケデリック体験によって人生観が変わる事をブレイクスルーというようです。その体験をしてしまったのかもしれません。

 

でも、やっぱりこういう考えも含めて単に頭がおかしくなってただけかもしれません(笑

 

ただ、あの体験をしてから今まで悩んでいた過剰な恐れや悩みが減少した事は確かです。

 

ちなみにアップルのスティーブジョブスはシロシビンと似た化学式を持つ幻覚物質のLSDを摂取した時のサイケデリック体験を人生で経験した重要な体験の一つだと言っています。今ならその気持ちがわかる気がします。

また、シリコンバレーで働いているクリエイターは新しい発想を得るために幻覚物質LSDのマイクロドージング(少量摂取)を行っています。

アメリカでは幻覚物質シロシビンがトラウマ治療やうつ病の治療に有効だという研究結果がなどが発表されています。

https://gigazine.net/news/20171029-magic-mushroom-reset-brain-circuits/

https://wired.jp/2016/05/30/psilocybin-depression/

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/29428

 

ひょっとしたら、将来、LSDやシロシビン等の幻覚物質(サイケデリック物質)が鬱やトラウマなどの人間の心を治療する画期的な薬となるのかもしれません。

現在大麻の有用性が捉えなおされて、アメリカの一部の州で合法化されて、カナダでは完全に合法化されました。規制物質の捉え直しが行われつつあるのかもしれません。

話がずれてしまいましたが、個人的に興味をもってます。世界の大麻合法化ブームの次はシロシビンなど幻覚物質(サイケデリック物質)の合法化ブームが来るかもしれません。

 

でも、今は日本の法律では非合法ですので決して摂取しないようにしなくてはなりません。

 

話がずれてしまいましたので、旅の話に戻ります。

 

まとめると「最高の旅」でした!

 

 

今回の旅では、まだまだここでは書ききれないほど多くの様々な体験をしてきました。

世界を旅し、広い世界を実感すると、いかに自分が狭い世界だけで生きてきた無知な人間かという事を実感します。Twitterにも書きましたが今もこういう想いです。

 

 

 

そして今回の旅は生涯忘れないと思います。

ヨーロッパの重厚な文化や歴史や芸術を更に深く心に刻むことが出来ました。

更に良き友人にも恵まれて本当に最高の旅でした。

そして謎の神秘体験までしてしまいました。(笑

 

10代~20代まで自殺したいと思って過ごしてきましたが、今では生きていて良かったと心から感じています。もし自殺していたらこのような最高の旅を行う事が出来ませんでした。本当に生きていて良かった。

 

このような心境になるとは苦しんでいた当時は想像もしていませんでした。

 

今後も旅を続けていきます!

 

 

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