2019年ロシア26日間の旅⑤ 山添博之
2019年5月23日から6月17日までの26日間ロシアを旅していました。
モスクワ(Moscow)、カザン(Kazan)、ノヴォシビルスク(Novosibirisk)、イルクーツク(Irkutsk)、ウランウデ(Ulan-Ude)、チタ(Chita)、ハバロフスク(Khabarovsk)、ウラジオストク(Vladivostok)を訪れました。
飛行機とシベリア鉄道を使いながら、各都市に立ち寄りながらモスクワからウラジオストクまでロシアを西から東へ横断。
その旅のレポート記事を数回に分けて書きました。
今回は第五弾。ハバロフスク-ウラジオストク編のレポート記事を書きました。
ハバロフスク到着
飛行機でチタの空港からハバロフスク空港に到着しました。
飛行中は気流が悪くて物凄く揺れていました。エアポケットに入っていたようです。
一時的に急激に急降下して体が浮き上がりました。
ここまでの急降下や揺れは初めて味わいました。少々怖かった・・・汗
ハバロフスクに無事到着しました。
着陸前は気流が悪くて物凄く揺れていました。😅飛行機には30−40回乗ってるけどこんなに揺れたのは初めてで少々怖かった。😅😅
チタは晴れており、窓側の席だったのでチタの街を撮影できました。🙂#一人旅 #ハバロフスク #元引きこもり #チタ #引きこもり pic.twitter.com/VEjrK3Valb
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 13, 2019
ハバロフスクは人口約60万人の都市。
この都市も歴史的に日本と関りがあり、シベリア出兵によって1918年に日本軍が占領していました。その頃は人口約5万人の小規模都市だったようです。そして1920年からは赤軍派の極東共和国に支配され、ソビエト連邦の一部となりました。
ハバロフスク空港へは日本からの直行便も出ています。日本からは2時間40分程度の飛行で到着します。近いですね。
ハバロフスク市内には有名なアムール川が流れています。アムール川はユーラシア大陸の北東部を流れる全長約4368㎞の大河です。支流はモンゴルや中国北部まで流れています。
ハバロフスクの街を歩く
ハバロフスク空港からバスで市内中心部まで移動しました。
そしてホテルに荷物を預けてハバロフスクの街を歩きました。
屋台で200ルーブル(約330円)のケバブのような物を購入してみました。 ケバブのサイズが凄く大きい。 中身は肉や野菜がたっぷりで具沢山。
ハバロフスク市内の博物館や美術館を見学しました。
博物館・美術館
ハバロフスクの美術館や博物館を巡ってきました。
ハバロフスク歴史博物館
ハバロフスクの歴史博物館ではハバロフスクの古代から現代に至るまでの歴史を学ぶことが出来ます。
ハバロフスク歴史博物館の展示の一部
日本に関する展示も沢山あります。
日露戦争やシベリア出兵や第二次大戦。その後の東西冷戦も含めて日本とロシアは敵対・対立し合う時代がありました。そういった時代の展示が幾つかありました。
しかし、現在は日本とロシア間では友好関係を築き上げる為の様々な取り組みが行われています。その取り組みを紹介したコーナーもありました。
グロデコ郷土史博物館
グロデコ郷土史博物館は巨大博物館。この地域に関する事を幅広く学ぶ事が出来ます。
グロデコ郷土史博物館と極東美術館を見学しました。
グロデコ郷土史博物館は巨大な博物館。
ハバロフスクの古代からの動植物の生態系、先住民族、開拓の歴史、革命と戦争の時代、宗教など様々な事柄の展示があります。この地域の事を幅広く学べます。🙂#極東美術館 #一人旅 #ハバロフスク #ロシア pic.twitter.com/w8xRcIrQrL
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 14, 2019
ここでも日本に関する展示が幾つもありました。
日本との戦争に関する事だけではなく、日本におけるロシア正教についての展示もありました。
そして先住民族に関する展示もありました。
シャーマンが個人的に気になってたので興味深く見ていました。
シベリアの先住民には色々な部族が居るようですが、シャーマンの格好や道具は似ていますね。共通性があります。
グロデコ郷土史博物館の展示の一部
ロシアの偉人達の姿を編み込んだカーペット(壁掛け?)が展示されていました。印象的でした。
ロシアの偉人達の姿を編み込んだカーペット(壁掛け?)
写真右のフルシチョフ(多分)のカーペットが一番インパクトありました。ソ連の人工衛星が周回する地球を背にしたその姿はまるで地球の支配者みたいな感じ。笑
極東美術館
極東美術館を見学しました。この美術館では主にロシアと西ヨーロッパの美術を見る事が出来ます。
極東美術館の展示の一部
アムール川
アムール川を見に行きました。
ユーラシア大陸の北東部を流れる全長約4368㎞のアムール川。美しい川でした。
アムール川の様子
アムール川の様子を動画にしてみました。
展望スポットからアムール川の動画を撮ってみました。🙂🙂#一人旅 #ハバロフスク pic.twitter.com/7Tb6JzASkm
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 14, 2019
アムール川を見れて良かった。川の幅がとても広くてまるで海のようでした。
ハバロフスクのホテル
ハバロフスクのホテルも良いホテルでした。
値段は良く覚えていませんが、一泊4000円くらい。
清潔な広々とした部屋で食事付きです。ロシアは物価が安くて、しかも通貨のルーブルが下落しているので、とてもお得に旅行出来ますね。
ハバロフスクで滞在したホテル
ウラジオストクへ
ホテルをチェックアウトしてハバロフスク空港にタクシーで到着しました。
ちなみに、ハバロフスク空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルは少し離れた場所にあります。国際線ターミナルに到着してしまったので、1kmほど移動する必要がありました。ハバロフスク空港を利用する時はターミナルを間違えないように注意が必要ですね。
おはようございます。
タクシーでハバロフスク空港に到着しました。これから今回の26日間のロシアの旅の最終目的地の
ウラジオストクへ飛びます。✈️#一人旅 #ハバロフスク #ロシア #引きこもり #元引きこもり #ウラジオストク pic.twitter.com/XueGV994YM— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 14, 2019
ウラジオストクへと飛びました。
ウラジオストク(ウラジオストック)到着
ウラジオストクに到着しました。
ウラジオストクには複雑な歴史があります。日本もこの町の建設や日露戦争やシベリア出兵などでウラジオストクの歴史に深く絡んでいます。
19世紀から20世紀前半頃までは様々な国の民族が住む国際都市でした。明治時代に約6000人の日本人がこの街に住んでいました。
ロシア革命の後、シベリア出兵による日本軍やイギリス、アメリカの干渉軍が駐留し、その後、赤軍の勢力に奪われ極東共和国となり、ソ連領となりました。
ソ連時代のウラジオストクは、外国人が排除され、外国人の立ち入りや居住が原則禁止された閉鎖都市となっていました。
ウラジオストク空港に到着後、エアポートエクスプレスで市内中心部へ移動しました。
そしてホテルにチェックイン後、街を歩きました。
ウラジオストクの街歩き
ウラジオストクの港と街の様子。強い雨が降っていました。
この街の現在の特徴は、アクセスし易い事もあり日本、中国、韓国の観光客がとても一杯いることです。
日本からは飛行機の直行便があり、日本からわずか2時間程度でここに到着できます。更に、この街限定で日本人へのビザ発給要件が緩和されています。ネットを通じて簡単にウラジオストク用の電子ビザを取得する事が可能になっています。日本からとても気軽に渡航できる海外都市となっています。
ですので、現在は日本と中国と韓国の人達がとても多いです。それらの国から団体のツアー客が沢山来ています。
でも私は集団で群れるような事は本当に苦手です。群れには接するのも属するのも苦手。
私には一人か、本当の意味で仲の良い少人数で旅するのが一番です。
アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館
アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館ではこの地方の古代からの歴史が学べます。
アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館の展示の一部
日本に関する展示も数多くありました。日本の刀なども展示されています。
潜水艦
ウラジオストク湾岸沿いの公園に潜水艦がありました。
中を見学できるようなので入ってみました。
ウラジオストクの金角湾の湾岸の公園
潜水艦の中は素人の感想としては、とにかく狭くて窮屈で良く分からないバルブやメーターが一杯!という感じでした。笑
ドイツのキールの港で見たU-bortの方がもっとバルブや計器が多くて複雑そうでした。造船された時代が違うのかもしれませんが。
ウラジオストクの湾岸の公園に展示されていた潜水艦の内部
鷲の巣展望台
鷲の巣展望台というウラジオストクの丘に登ってみました。
ウラジオストクの湾岸を見渡すことが出来ます。
Eagle’s Nest Mountという丘に登ってみました。
ウラジオストクの入り江の金角湾を見渡せます。😃
動画にしてみました。🙂🙂#ウラジオストク #ウラジオストック #一人旅 #鷲の巣展望台 pic.twitter.com/fPz8opkFxe
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 16, 2019
鷲の巣展望台の様子
巨大ハンバーガー
湾岸で昼食を食べました。ロシアはハンバーガーにしてもケバブにしても大きいですね。
ウラジオストクの西側の外湾を見ながらハンバーガーを食べています。😊
一番安い200ルーブルのバーガーを注文したのですが、やはりロシアンサイズの巨大バーガーでした。
肉も野菜も大量にサンドイッチされています。🙂🙂#ウラジオストク #一人旅 #ロシア pic.twitter.com/zeIFk50duT
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 16, 2019
ウラジオストク要塞博物館
ウラジオストク要塞博物館に入ってみました。
ここでは要塞の跡地を見学することが出来ます。
ウラジオストク要塞博物館
この要塞博物館では実際に対空砲の砲座に座ることが出来ます。
そして各種ハンドルを操作して砲座を回転させたり、砲身の角度を変えたり実際に操作する事が出来ます。
要塞の建物内部は軍事関係の資料を主に展示した博物館になっていました。
北方領土に関する資料もありました。
ウラジオストク要塞博物館の要塞建物内部
ダンス大会!
ウラジオストクの湾岸の公園でダンス大会を行っていました。
今、ウラジオストクの湾岸の公園でダンス大会が行われています。
冒頭の少女のノリのいいダンスで凄く会場が盛り上がっていました。😆🤣
その後1vs1のダンスバトルゲームが始まりました。🙂🙂#ウラジオストク #ダンス #ロシア #dance #一人旅 #引きこもり #元ひきこもり pic.twitter.com/VoQyDVh7N0
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 16, 2019
ウラジオストクの湾岸の公園で行われたダンス大会の様子
1vs1のダンスバトルというのを初めてみました。面白いですね。なかなか見ごたえがありました!
ウラジオストクのレーニン像
この街にもレーニン像がありました。
ウラジオストクのレーニン像は指を差してポーズをとっています。
ウラジオストクのレーニン像
最後にこの街でもレーニン像を見れました。ホテルをチェックアウトして帰路につきました。
日本へ
エアポートエクスプレスでウラジオストク空港に着き、飛行機で日本へ。
ウラジオストク空港に到着しました。今日、日本に帰国します。
今回のロシア26日間一人旅は内容の濃い充実した旅でした。😊
ブログに数回に分けて今回の旅の詳細を書きます。
そして、今月の24日から新たな旅に出かけます。オランダ、ドイツ、ルクセンブルク、ベルギー、フランスを旅します。🙂🙂 pic.twitter.com/1wV9EgTQuM
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) June 16, 2019
まとめ
ハバロフスクではアムール川が美しくて印象に残っています。ウラジオストクでは鷲の巣展望台から見た湾の様子がとても美しかった。
ハバロフスクとウラジオストクの歴史博物館では日本関係の資料を沢山見ることが出来ました。この二つの街には日本人が古くから様々関わってきました。日本とロシア(ソ連)は戦争したり、敵対し合う残念な関係が続いてきましたが、現在は友好的な関係を築き上げる為の様々な取り組みも行われています。そういった明るい未来に向けた取り組みを紹介した展示もそこで見る事が出来ました。
最後に、紹介しきれなかったハバロフスクとウラジオストクの場所をギャラリーにしてみました。
ロシア26日間の旅終了!
2019年5月23日から6月17日まで行っていたロシア26日間の旅はこれで終了です。とても内容の濃い充実した旅となりました。ここで紹介しきれないほど数多くの思い出が残っています。
しかし、ロシアは世界一広大な国土を誇る国。私が今回の26日間の旅行で体験したロシアはロシアのほんの一部です。
更にロシアを旅し、まだ訪れた事のないロシアの地をもっと訪れてみたい。もっと深くロシアを体験したい。もっとロシアを深く知りたい。そう感じた旅でした。
そして、次に旅する時には更に多くのロシア人との友人関係を築きたい。
今後はロシア語を勉強し、ロシア語をある程度喋れるようになってからまたロシアを訪問する予定です。
今回でロシア26日間の旅のレポート(全5回)は全て終わりました。
しかし、旅はこれからもどんどん続けていきます!
次は西ヨーロッパを放浪します!