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2019年西ヨーロッパ21日間の旅④ ランス(reims) 山添博之
2019年6月24日から7月14日までの21日間西ヨーロッパを旅していました。
西ヨーロッパ21日間の旅の計画
この21日間の旅では、
オランダ (Netherlands)のアムステルダム(Amsterdam)とルールモント(Roermond)、
ドイツ(Germany)のケルン(Cologne)、
ルクセンブルグ(Luxembourg)のルクセンブルグ市(Luxembourg City)、
フランス(France)のランス(Reims)とパリ(Paris)、
ベルギー(Belgium)のブリュッセル(Brussels)とブルージュ(Bruges)
を訪れました。合計5国と8都市を訪れました。
その旅の詳細をレポートした記事を数回に分けて書いていきます。
今回は第四弾。フランスのランス(reims)の旅をレポートした記事となります。
また、電車の乗り換え待ちの時間があったので、経由地であるナンシー(Nancy)の駅の周辺も観光してみました。
この記事が何かの参考になれば嬉しく思います。
ランスへ向け出発
ルクセンブルクからフランスのマルヌ県の「ランス」(reims)へ電車で向かいます。
おはようございます。🙂🙂
現在、電車でルクセンブルクからフランスのランス(reims)に向かっています。
フランスも今回初めて入国する国。楽しみです。#reims #ランス #フランス #ひきこもり #一人旅 #引きこもり #自閉症 #元引きこもり #ヨーロッパ pic.twitter.com/Tz9AlYx9wg
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 4, 2019
ルクセンブルクからフランスのランスまでどのようなルートで移動するのがベストなのか良く分かりませんでしたが、とりあえず電車を乗り継いで移動する事にしました。
ナンシー (Nancy)
フランス北東部のムルト=エ=モゼル県のナンシー(Nancy)という駅で数時間の電車の接続待ちが発生しました。
日差しが強くとても暑い日でした。疲れもありましたが、折角の機会だったので、駅から出てナンシー駅の周辺を散歩してみる事にしました。
ナンシー駅の周辺を散歩しています
ナンシーは11世紀にロレーヌ公ゲラルト1世が城を立てた後、ロレーヌ公国の首都として栄えました。
ナンシーの駅前には重厚な歴史を感じさせる古い街並みが広がっていました。
駅から20分ほど歩くと世界遺産に登録されているスタニスラス広場がありました。この広場は18世紀にポーランド王スタニスワフ1世(スタニスラス)により築かれました。
この広場の周りにはカフェが沢山軒を連ねています。この街の風景を楽しみながら食事やコーヒーを楽しむことが出来ます。
ナンシーは深い歴史のある街で、沢山の文化遺産があります。芸術が栄えた町でもあり、美術館なども沢山あります。見所が非常に多い街だと思います。
今回は2~3時間駅前を散歩しただけですが、とても魅力的な街である事を伺い知る事が出来ました。
ランス (reims)
電車を乗り継ぎながらランスに無事到着しました。ルクセンブルクからナンシーを経由した電車料金は計50ユーロくらいでした。
ランスの駅の近くにあるホテルにチェックインしました。
ランスの駅近くのホテルにチェックイン
ホテルは一人で滞在するには広すぎるくらいとても広々としていました。
部屋は清潔で静か。快適に過ごす事が出来ました。
ランスの街を歩く
ホテルに荷物を預けてランスの街を歩きました。
街並みが美しくて感動しました。深い歴史を感じさせる洗練された重厚な建物が立ち並んでいました。
ランスの街を歩いています。
ランスについては何の予備知識もなく、ただルクセンブルクからパリの途中にあるので滞在してみたのですが、街が美し過ぎて大感動しました。😃🙂
壮麗で洗練され、深い歴史を感じさせる街並み。
公園ではライブが開催されていました。#一人旅 #ランス #フランス pic.twitter.com/euM27CL5pu
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 4, 2019
ランスの街はとても深い歴史を感じさせる街です。ローマに支配されていた時代の建物も現存しています。
観光客は少なくてとても落ち着いた街でした。
ランスの街を歩いています
ランスの街の公園で音楽のライブイベントが行われていたので、その様子を少し動画に撮ってみました。
ランスの公園で行われていた音楽ライブイベントの様子
ランスのノートルダム大聖堂
世界遺産のランスのノートルダム大聖堂を訪れました。街の中心部に堂々とそびえたっていました。
ノートルダム大聖堂はパリにあるものが有名ですが、パリ以外にもフランス語圏を中心に世界中に建造されています。(パリのノートルダム大聖堂は2019年に残念ながら火災で尖塔などが焼失してしまいました。)
ランスのノートルダム大聖堂の様子
ノートルダム大聖堂の内部に入りました。
鮮やかなステンドグラス、巨大な建物を支える荘厳な柱やアーチ、趣向を凝らした数々の彫刻やイコン・・。数々の教会や大聖堂を訪れましたが、この大聖堂は最高クラスの美しさでした。
訪れた時は大聖堂内部でオルガンが演奏されており、とても美しく神秘的な雰囲気で満ちていました。
内部の様子を動画に撮ってみました。
ランスのノートルダム大聖堂内部の様子の動画を撮ってみました。🙂#一人旅 #ノートルダム #ランス #自閉症スペクトラム #フランス #元引きこもり #大聖堂 pic.twitter.com/ldjZY57JPh
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 5, 2019
このランスのノートルダム大聖堂は歴史的にとても重要な役割を担ってきました。
498年にフランク王国のクロヴィス1世の洗礼が行われ、それ以後のフランス(フランク)国王の戴冠式が行われてきました。計25人の国王の戴冠式がこの大聖堂で行われたそうです。
イギリスとフランス間の100年戦争の際には、イギリス側に一時的にランスが占領されていましたが、ジャンヌ・ダルクが率いるフランス軍がイギリス軍に打ち勝ち街を奪い返し、この大聖堂でシャルル7世の戴冠式を執り行いました。
トー宮殿
ランスのノートルダム大聖堂の隣にあるトー宮殿を訪れました。
トー宮殿はランス大司教の館でした。フランス王の戴冠式の際には王族の邸宅として利用されていました。
現在は博物館になっています。戴冠式に関する史料が沢山展示してあります。
トー宮殿の展示の一部
ランス美術館 藤田嗣治
ランス美術館を訪れました。この美術館には日本からフランスに帰化した有名画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品が多数展示されています。
ランス美術館を訪れました。
日本からフランスに帰化した有名画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品が沢山展示されていました。#フランス #アート #藤田嗣治 #美術館 #一人旅 pic.twitter.com/FSiAHzWJ6O
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 5, 2019
藤田嗣治は1886年東京生まれの画家です。
1913に渡仏し、日本画の技法を取り入れた独特の作風が評価されて、世界的な有名画家になりました。紆余曲折を経た後、日本国籍を捨ててフランス国籍を取得し、1959年にランスのノートルダムで洗礼を受けてレオナール・フジタとなりました。
この美術館では藤田嗣治のその独特の作風の作品を多数見る事ができます。
ランス美術館の藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品コーナー
この美術館には藤田嗣治以外の作品も沢山展示されています。
モネ、ピサロ、ガレ、ミレー、など多くの著名な画家の作品を見ることが出来ます。
ランス美術館 数多くの著名な芸術家の作品を見る事が出来ます。
サン=レミ旧大修道院(サンレミ聖堂)
サン=レミ旧大修道院を訪れました。
この聖堂にはフランク王国のクロヴィス1世に洗礼を授けた聖レミ(レミギウス)の遺体が安置されています。
ランス・サン=レミ聖堂に入ってみました。
この聖堂もとても壮麗な建物です。
内部は静寂で満ちてました。教会の椅子に座っていると安らげます。
このサン=レミ聖堂もランスのノートルダムとともに世界遺産に登録されています。🙂#一人旅 #大聖堂 #ランス #一人旅 #引きこもり #ひきこもり pic.twitter.com/BTyfnpxW5k
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 5, 2019
このサン=レミ旧大修道院も世界遺産として登録されています。
ランス・サン=レミ旧大修道院の様子
この聖堂の隣には博物館があります。その博物館は元々は修道院でした。それがこの「旧大修道院」という名前の由来となっています。
聖堂内部はとても美しく神秘的な雰囲気で満ちていました。また、ここは観光客が少ない場所のようです。(私が訪れた時は、ほぼ一人きりでした。)神秘的な空間で静謐なひとときを過ごすことが出来ます。
電車でパリへ
ランスの街を巡った後、ホテルをチェックアウトして電車でパリへ向かいました。
おはようございます。これから電車でパリに向かいます。🙂
パリには3日間滞在します。
電車の待ち時間に小さなフルーツのパイを食べています。#一人旅 #フランス #パリ #paris #ひきこもり #引きこもり #発達障害 #自閉症スペクトラム #元引き篭もり #引き篭もり #自閉症 pic.twitter.com/AUNrl6xPQ3
— 山添博之 (@hiroshiyamazoe) July 6, 2019
まとめ
初めてのフランス入国後、ナンシーとランスの街を旅しました。
ナンシーの街では、中世の面影が残る街を歩き、世界遺産のスタニスラス広場を訪れる事が出来ました。
ナンシーは芸術の街としても有名です。街は「アールヌーボー」と呼ばれる芸術のスタイルで飾られています。「アールヌーボー」とは花や植物と曲線を組み合わせた装飾のスタイルです。今回は訪れませんでしたが、この街には美術館が沢山あります。交響楽団やバレエ・オペラ座などもあり、芸術と文化の街です。
ナンシーの滞在は短時間でしたが、とても見所の多い魅力的な街である事を伺い知ることが出来ました。
ランスも重厚な深い歴史のある街でした。街には深い歴史を感じさせる重厚な雰囲気の建物が立ち並んでいます。
中世から共和制に至るまでフランス王の戴冠式が行われてきたノートルダム大聖堂。とても荘厳で神聖な雰囲気の建物でした。隣のトー宮殿では戴冠式の史料を沢山見る事ができました。街の中心部から少し離れた場所にあるサン=レミ旧大修道院は観光客が少なく、静かで麗で神秘的な空間でのひとときを過ごすことが出来ました。
ランスのノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン-レミ旧大修道院は世界遺産に登録されています。
そして、ランス美術館では藤田嗣治の作品群を見る事が出来ます。
ランスの街の中心部には沢山のレストランやカフェが立ち並んでいます。街を眺めながらコーヒーや食事を楽しむことが出来ます。
このようにランスはとても魅力的な街でした。
ランスのノートルダム大聖堂が特に素晴らしかったです。この街の重厚な歴史と文化の結晶という感じでした。この街を訪れて様々な文化遺産を見る事が出来て本当に良かった。
記念に街の商店でお土産を幾つか購入してランスの街を後にしました。
ランスを後にして次はパリに向かいます。
「西ヨーロッパ21日間の旅」レポート第四弾はこれで終了です。
読んで頂きありがとうございます。
最後に紹介しきれなかったナンシーとランスの旅の写真をギャラリーにしてみました。
西ヨーロッパの旅はまだまだ続きます。
次はレポート第五弾。花の都パリのレポートです! ↓