その他・雑記

世界の引きこもり達と一緒に短編映画を制作

世界の引きこもり達と挑戦した世界初の試み!

 

 

私は世界の引きこもり(元引きこもりも含む)の人々と一緒に短編映画を制作しました。

この記事ではその短編映画の解説と、その作品が完成するまでの経緯などを書いて行きます。

 

 

Global Hikikomori: The short movie

 

 

その短編映画に商業性は無く、YouTubeで全編無料公開しています↓

 

 

短編映画  Global Hikikomori: The short movie

 

 

私は、前回の記事に書いたように、「世界の引きこもりコミュニティ」(Global Hikikomori Community)というコミュニティを運営しています。

このコミュニティには世界中から引きこもり(元引きこもりも含む[以降は略す])の人々が国を超えて集まり、様々なやり取りをしています。

 

私はこのコミュニティに参加する世界各国の人々が共同し、一緒に何か面白い事が出来ないか?と考えていました。そこで、私はこの短編映画をみんなで制作するという企画を思いつきました。

 

 

短編映画制作のプロセス

 

 

私はまず、世界中の引きこもりの人々のそれぞれの実像を表現するような映像作品を作ってみようと思いました。

具体的には、このコミュニティの参加者たちそれぞれに、「引きこもり」をテーマにした絵、詩、ビデオを作って貰い、それらの作品を一つの映像作品としてまとめて、世界中の引きこもり達の内面世界を表現する短編映画に仕上げようと思いました。

 

でも、映画を作りたいからその素材を作って欲しいと人々にお願いするだけではつまらないし、おそらく誰も関心を示さない可能性が高いと思いました。

そこで、コンテスト形式とし、世界中の引きこもりの人々から絵、詩、ビデオを募集し、入選作品には賞金を贈るという事にしました。入選作品は参加者たちの投票によって決定します。賞金は自分のポケットマネーから500ドルを用意しました。

そして、絵、詩、ビデオの各部門毎に3人ずつの入賞枠を設けました。500ドルをそれら入賞者への賞金として分配する事にしました。

 

コンテストの名前は「世界の引きこもり芸術祭」(Global Hikikomori Art Festival)と名付けてこちらのYouTube動画で告知しました。そして、コンテストに提出された作品は入賞作品であるかどうかに関わらず、短編映画の一部になり紹介されると告知しました。人々に何とか興味を持ってもらえるように知恵を絞ったのです。

 

 

先月に行った「世界の引きこもり芸術祭」 (Global Hikikomori Art Festival) のスケジュール表

 

 

最初はやはり誰も興味を持たず、応募してくれないかと思っていましたが、最終的には約20の作品が集まりました。イギリス、ドイツ、リトアニア、ロシア、日本、フィリピン、+国籍不明の参加者から応募をして頂きました。応募してくれた人々に感謝しています。

ちなみに、映画を完成させた後になってから気付いたのですが、映画の中で各作品の作者名と共に国籍も書いておけばよかったと後悔しています・・。そうすれば、国毎の芸術性の違いなどを視聴者の方達に提示する事が出来たかもしれません。次回行う事があれば国籍名も記載しようと思います。

 

 

応募システムや投票システムについては上手く機能するか不安でしたが、修正を行いながら何とか上手く機能させる事が出来ました。

そして、コンテストは参加者の方々の協力もあり、無事成功させる事が出来ました。

 

 

編集作業と作曲と詩の朗読者

 

 

そして、それら世界中の引きこもりの人々が提出してくれた詩、絵、ビデオを一つの映像作品としてまとめる工程に入りました。

詩を紹介する時には詩の文章を表示するだけでは味気ないと思っていたので、朗読者に朗読してもらう事にしていました。

 

なのでまず、朗読者の人を見つける必要がありました。幸いにも直ぐコミュニティの中から朗読してくれる人を一人見つけました。そして、TwitterのDMを通して、朗読のボランティアを行いたいと言ってくれる人もいました。それに加え、外部から朗読者を3人見つける事が出来ました。幸運にも簡単に合計5人による朗読の協力を得る事が出来ました。

 

そして、問題は和訳作業でした。特に詩の英単語の一部が比喩やメタファーとして使われているので私には解読がとても難しいものでした。そこで、イギリス人の参加者の方に解説をして貰って和訳作業を助けてもらいました。

 

 

イギリス人参加者による詩の解説

 

 

そうして詩の和訳が完了しました。そして、各作品や朗読音声を一つの作品としてオーガナイズし、編集し字幕を付けました。詩の場面では私が撮影した4Kの風景映像を挿入しました。

 

BGMは無料素材や有料素材を使うのではなく、自分で作曲する事にしました。作曲は今までに何度も行ってきており、今までに計6つの曲を作曲をして来ました。

今回はこの映画の為に新たに2曲を作曲し、それに加えて以前作った1つの曲をアレンジして使う事にしました。イメージ通りに作曲できずに結構苦労しましたが・・何とか作曲を終えました。

 

 

 

 

(ちなみに、作曲は今後も行って行きます。ある程度、自作曲の曲数が貯まったら、まとめて1つの動画にしてYouTubeに投稿しようと思っています。)

そうして短編映画が完成しました。

 

 

短編映画  Global Hikikomori: The short movie

 

 

こうして世界初の試みが無事成功しました!

世界各国の引きこもり達が作った作品群が国を超え一つの映像作品となりました。

 

再生回数は今の所400程度しかありませんが、個人的には400人もの人々に見て頂いただけただけでも満足です。しかも、再生回数は更に少しづつ増えています。高評価も60以上と沢山付いています。また、見てくれた人から感想のメッセージやコメントも沢山頂きました。

そして何より、この短編映画に作品を提供してくれた人たちや、協力してくれた人たちが、この映画を楽しんでくれた事が自分の一番の喜びでした。己のポケットマネーたったの500ドルで行った素人の実験的な企画にしては大成功だと思います。

 

こうして、今回の企画は終わりました。今回は色んな人達と共同で何かを作り上げるという事は中々面白い事だと新たな発見をしました。

 

そして、今後も新たな企画を行っていきたいと思っています。次はいつになるか分からないですが、次は主旨を少し変えて、世界中の引きこもりの人々の引きこもりの切欠や、引きこもっていた時に印象に残っている事など、引きこもりにまつわる体験談を募集し、それらを紹介する映像作品を共に制作するという企画にしようかと思っています。

 

 

また、その新たな企画がスタートした時には私のYouTubeチャンネルで告知いたします!

 

 

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