その他・雑記

海外の11名の引きこもり体験談を映画化し無料公開中!

Global Hikikomori: Our Stories

 

 

映画を制作しました。

世界の様々な国に住んでいる11名の引きこもり体験談を紹介する映画です。

この作品は無料で公開しており、YouTubeで誰でも見ることができます。

 

 

今回制作した映画:Global Hikikomori: Our Stories

 

 

今回の記事ではこの映画に関する解説と、制作の経緯などを書いてみたいと思います。

 

 

映画製作プロジェクトを開始した経緯

 

 

私は2020年の3月から私のYouTubeチャンネルで世界に向け、長期の重度引きこもり経験者として英語発信を続けています。

幸いにもチャンネル登録者は少しづつ増えて行き、世界各地から引きこもり当事者を含めて様々な方からメッセージが届くようになりました。

 

そして、Global Hikikomori Community(グローバルヒキコモリコミュニティ=世界の引きこもりコミュニティ)というDiscordコミュニティも立ち上げ、運営するようになりました。

そのコミュニティを活用してくれる人も増えて行きました。海外の引きこもり当事者達や引きこもりというテーマに関心を持つ人々がこのコミュニティに参加し、様々な情報交換をするようになったのです。

 

 

Global Hikikomori Community 多様な国の参加者達が様々な情報を交換しています。

 

 

「Hikikomori」というワードを介してこのコミュニティに集まったこれらの世界の人々を見て、皆で一緒に何か面白い事は出来ないだろうか?と考えるようになりました。

 

そして今年の2月ごろには実験的なプロジェクトを企画し、短編映画を作成したのです。

その短編映画もYouTubeで無料公開されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

世界の引きこもり達と一緒に短編映画を制作世界の引きこもり達と挑戦した世界初の試み! 私は世界の引きこもり(元引きこもりも含む)の人々と一緒に短編映画を制作...

 

 

その実験的な短編映画製作プロジェクトが想像以上に上手く行ったので、次はその成功を土台として長編映像作品の制作に挑戦しようと思ったのです。

 

どのような映像作品にすべきか色々考えた結果、世界の人々の引きこもりの体験談を提示し、彼らの実像を紹介するような作品にしたいと思いました。

世界各地の引きこもりたちはどのような生活をし、どのような事を考えているのかを日本を含めて世界に紹介できればと思いました。

 

 

映画製作の開始

 

 

まず、私はYouTubeチャンネルでこの映画プロジェクトの告知動画を投稿し、人々から引きこもり経験に関係する実話を募集しました。

幸いにも直ぐに私のコミュニティを介して多様な国から沢山の体験談が集まりました。

 

 

熟読する為、集まったストーリーを印刷しました。

 

 

それらのストーリーはインパクトの強いものでした。引きこもりに至った経緯、トラウマ、日々の苦しみ、想い、魂の叫び、絶望、希望、成長・・・などがシリアスに描かれていました。このような貴重な体験談を共有してくれた彼らに感謝しています。

そして、集まったそれらのリアルストーリーにはイラストとナレーションを組み合わせる事にしていました。

なぜなら、イラストやナレーションを付けた方がより視聴者の心に体験談の内容が響くのではと思ったのです。(視聴者の想像力を刺激するという観点ではテキストのみの方が良いと思いますが。)また同時に、イラストレーターやナレーターの人々も加わる事で、このプロジェクトへの参加者たちが増え、よりプロジェクトが盛り上がるのではと思いました。

 

※後に実際に体験談の文章とナレーションとイラストを組み合わせてみると、それら体験談が魂が宿ったかのように深い印象を与えるものと変化し感動しました。

 

それらイラストレーターとナレーターもYouTube動画で募集しました。

直ぐに反応があり、私のコミュニティを通じ、数名のイラストレーターとナレーターを雇う事ができました。

 

 

映画中の各体験談のリスト。多様な国の人々による引きこもり体験談が登場します。

 

 

僅かですが、私のポケットマネーからそれらストーリー提供者とイラストレーターとナレーター達に対して数十ドルの謝礼も支払いました。

しかし、幾つかのイラストとナレーションを担当する人が足りなかったので、それらはフリーランスの人にお願いし、この映画のためにナレーションの録音やイラストを作成して貰い、提供して頂きました。

 

そして、YouTubeチャンネルを通じてこのプロジェクトの進捗状況は逐次報告して行きました。

 

 

各作品の取りまとめ

 

 

そのようにしてYouTubeチャンネルとDiscordコミュニティを活用し、海外の引きこもり体験談とイラストとナレーションを集めていきました。

そして、英語に精通しているコミュニティの人に協力してもらい、映画の導入部分にある簡単な映画の解説文を一緒に作ったり、各体験談の英文に間違いがないかをチェックしてもらいました。

 

 

映画の導入部分。映画に関する簡単な解説が行われます。

 

 

このプロジェクトは参加者が多いので、各参加者たちへの連絡が煩雑にならぬように進捗状況を表に記録しながら進めていきました。

 

例えば、

・ストーリー1 提供者Aさん/イラスト担当者 Bさん 2枚完成/ナレーター Cさん 依頼済み/校正者 未定

 

というように進捗状況を表に記録しながら、適切に各参加者達と連絡を取り合いながら、パズルを完成させるような要領で全ての素材を揃えていきました。

 

 

編集作業

 

 

次に、集めた全素材を一つの作品として取りまとめる作業に入りました。

それぞれの体験談とナレーションとイラストは分かりやすい形で分けて管理していたので動画編集の作業ではそれらを順番に並べていくだけでした。

 

でも、日本語字幕を付ける作業は少々苦労しました。

11の全ての体験談の日本語への翻訳は終わらせていたのですが、それをそのまま字幕にすると、英語の音声と表示される字幕のタイミングが合わなかったり、ナレーションのスピードの関係で表示させる時間が限られているために、文字数が多いと読み難かったりしました。

 

なので、無駄な要素を省き、短く読み易い字幕になるように何度も翻訳を練り直しました。一日では終わらないので、順番や段取りを組みながら日々進めて行きました。

 

 

動画編集ソフト(Premiere pro)で編集作業中

 

 

そして、誤字などがないかの文章のチェックを行い、演出効果などを加えていきました。

 

 

作曲作業

 

 

最後に映画のBGMを作曲しました。

私はこの映画を全てオリジナルな素材で作りたいというこだわりがありました。

ですが、1時間もの長さがあるこの映像作品全編に音楽をつける事は膨大な量の作業となり、誰かに依頼すると大きなお金がかかってしまいます。

なので、自分で作曲する事にしました。

 

 

FL Studio 20というソフトで作曲

 

 

私は今までに何度か曲を作ってきました。今までにYouTubeでは確か5曲くらい発表していると思います。

前回の短編映画のBGMも私がすべて作曲しています。

 

でも、今回は1時間もの長さのあるBGM。そのような長編の音楽を作ったことがなくて苦労しましたが、毎日少しづつ作曲を進めながら1週間程度で完成させました。

 

 

 

 

(ちなみに、近々私のYouTubeチャンネルで今回の映画のBGMも含めて今までに作った音楽をまとめた形で発表する予定です。)

 

 

そして映画をリリース!得られた感想は?

 

 

そうして映画が完成し、YouTubeで発表しました。

 

冒頭でも書いたように、完全無料で誰でも(YouTubeが見られる人ならば)見られる形で発表しました。

これは出来る限り世界中の多くの人々に届けたいという気持ちがあったので、なるべく何の障壁も無く視聴可能なものとしたかったからです。そして本来は声が届かないような世界の果てのような場所にまで届いて欲しいという願いがありました。

 

私はどのような評価を受けるのかとても怖かったですが、幸いにも直ぐに100の高評価を頂き、再生回数も1000を超えました。今も少しづつ視聴者数は増え続けています。

 

感想も沢山頂きました。

 

 

頂いた沢山の感想(YouTubeコメントのほんの一部)

 

 

YouTubeコメントのみならず、FacebookやTwitterやDiscordやメールやwhatsappからも沢山の感想の個人メッセージを頂きました。

中にはメールでとても長文の感想をくれる人もいます。今でも視聴者からの感想が届いています。

 

それらはとても好意的な評価でした。このような大きなプロジェクトを行う事は初めてて上手く出来たか不安でしたが、評判が良くて安心しました。

音楽やナレーションやストーリーのテキストやイラストや演出・・それらが上手く一つの作品の上で機能していたようです。

そして、何より嬉しいのは、この作品に貢献してくれた、ストーリー提供やイラストレーターやナレーターや英文校正者達がこの作品をとても気に入ってくれた事です。色々と苦労しましたが彼らの感想を聞いて報われた気分になりました。

 

このようにして映画は無事完成しましたが、これで今回のプロジェクトの全てが完了したわけではなく、私は今後もSNSやYouTube等を用いて少しづつこの映画を拡散していきたいと思っています。

この映画を通じて日本を含めた世界の「ふつうの人々」からは見え難い存在である「引きこもり」の実像や彼らの思いや、彼らの苦しみについて知って貰いたいと思っています。

 

そして、もちろん日本においても沢山の人に見て欲しいと思っているので、もしよろしければ、以下のツイートに「いいね」や「リツイート」して頂けると助かります。

 

 

 

 

次のプロジェクト

 

 

この映画を公開した後、沢山の人から次のプロジェクトでは協力したいとの申し出を頂きました。とてもありがたい事です。

でも、まだ次のプロジェクトは何も決まっていません。しかし、今回のプロジェクトやYouTubeでの英語発信などを通じて得られた世界の様々な国の人々との縁を活かせば今回のプロジェクトを超えるような何か凄い事が出来そうだなと感じています。

でも、具体的なアイデアはまだ何も思いついていません。今後も世界の引きこもり経験者の人達と話し合いながら次はどんなプロジェクトを行うかを考えていきたいと思います。

もし、次のプロジェクトの内容が決定したら私のYouTubeチャンネルで告知したいと思います。

 

また、私のYouTubeチャンネルではこれらのプロジェクト以外の事も含め、今後も様々な事を発信して行きます。もしよろしければ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

 

今回は、2021年の8月11日にリリースした映画『Global Hikikomori: Our Storiesの制作プロセスなどについて書いてみました。読んで頂いてありがとうございました!

 

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